不登校の親子応援ガイドブック

はじめにより


わが子が学校に行かなく(行けなく)なったとき、「誰かにこのもんもんとした思いを受けとめてもらえたら」と思ったものでした。「実はうちの子、学校に行けてないんです」という一言が、だれにもいえない。本音で話ができる人がいない。学校や職場や地域の自分たちを見る目が、突き刺さるように感じられる。時がたって同じような思いを抱えてきた人たちとつながることができ、「そうした親子が手にとって、相談場所を見つけられるようなガイドブックがあったらいいね」と話し合いました。そんな時に「千葉県北西部」で実際に「ガイドマップ」を作ってきた「不登校親子応援ねっと」の方たちとの出会いがありました。

 


 不登校の子どもをもつ親御さんの多くが「話を聞いてもらえただけで、救われたように思う」といわれます。全国各地に、そのような話ができる親の会があり、私たちの地元にもいくつかの親の会がありますが、残念なことに、あまり広く知られていません。

このほど、パルシステム東京市民活動助成基金からの援助によって、このガイドブック作りが始まりました。東京の東部地域の不登校の子どもたちのための相談場所を一冊にまとめて、不登校に悩む親子が手に取れるようにしようというものです。

ここへくるまでに、私たちは大勢の方たちに援助していただきました。一番しんどい思いをしていたころには気がつきませんでしたが、たくさんの援助のしくみが、不十分ではあっても、いろいろなところにあることがわかりました。



「助けてもらう」のではなくて、一緒に考え、一緒に歩むことが大切だと気づかせていただきました。学校に行くことが人生のゴールではありません。学校に行けるようになってもならなくても、子どもは成長していきます。その成長をあたたかく見守れるようになったとき、「ああ、自分も成長したんだなあ」と感じられるようになったとき、一歩前に進めたように思うのです。

このガイドブックが、子どもたちと一緒に歩みをすすめるための「ガイド」になれば幸いです



親の会のメンバーなどで手分けして、教育委員会や学校、保健所、図書館などに届けています。

公的な団体などで、保護者の方に届けて頂いたり、スクールカウンセラー方が活用下さったりなど検討下さいましたら、ご連絡を下さい。


ガイドブックを個人でご希望の方は発行の支援金として500円+郵送料(215円・1冊の重さの場合)をお願いしています。

このHPの「お問い合わせ」から お名前とご住所を入れてください。ご記入のご住所に振込用紙を入れて郵送します。ガイドブック到着後に振り込んで下さい。


ご寄付も受け付けております。(公的機関への郵送料などに使わせていただいています。)


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